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ITスクール(ネットビジョンプロ)

【スキルアップ】第3回「NVSのCCNP講座」5日目レポート

NVS広報担当

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2021.07.16(Fri)

こんにちは!
NVS(ネットビジョンシステムズ) 広報部です。

弊社の研修制度(スキルアップのための制度)の1つ【CCNP講座】について、
今回は、講師を担当しているエンジニア社員Mさんに研修5日目のレポートを書いていただきました!

「CCNP講座は気になるけど、どんな授業か分からないから...」
「CCNPってどんなことを勉強するの...?」
という方におすすめです。

■1日目のレポート
【スキルアップ】第3回「NVSのCCNP講座」1日目レポート
■2日目のレポート
【スキルアップ】第3回「NVSのCCNP講座」2日目レポート
■3日目のレポート
【スキルアップ】第3回「NVSのCCNP講座」3日目レポート
■4日目のレポート
【スキルアップ】第3回「NVSのCCNP講座」4日目レポート

■Mさんは、こんな人です!
【NVS社員インタビュー#18】 若手育成に情熱を注ぐエンジニアMさん✨

■Nさんの過去記事
【運用・保守って何をする?】運用保守の現場経験があるエンジニア社員に聞いてみた。
【NWエンジニアの登竜門】CCNA・CCNPってどんな資格?仕事で役立つの?にエンジニアが回答!

■CCNP講座についてのブログは、こちらをご覧ください。
ネットビジョンシステムズ株式会社 ブログ一覧(CCNP講座)





皆さん、ご無沙汰しております。Mです。
今回はNさんに代わり、第一回~第二回CCNP講座に引き続き、
私から講座のご紹介をさせて頂きます。

このCCNP講座の特徴

ネットビジョンシステムズのCCNP講座では、
講師の一方的な講義ではなく、双方向性を大事にしております。

『アウトプット(説明)』することで『インプット(理解)』できる。

講義中にリアルタイムで疑問点の質問をするなど
受講生の発言や実機演習経験を通じ、
CCNP合格はもちろん、根本的な技術の理解も深める研修となっております。

また、実際のトラブル事例やその解決事例を紹介、体験いただく事で
トラブルシューティング力』の向上も意識しております。

<5日目の内容>

■ VRF、MPLS、MPLSL3VPN

VRF(Virtual Routing and Forwarding)
一言で表すと、『単一の物理ルーター上に、個別の仮想ルーターを作成する技術』です。

従来のルーティングテーブルを、VRFインスタンスという独立したテーブルで区別します。

利点は下記2点です。
・1台のルータを複数の仮想ルータに分ける事で、ルータの台数を節約できる。
・VRFインスタンス毎でしか通信出来ない為、セキュリティが向上する。

イメージとしては、レイヤ2技術のVLANが参考になります。
(1台のスイッチで、VLANを使用して仮想的な複数のネットワークに分割可能)

VRFの活用事例としまして。
私が現在所属している現場では、
・お客様サービスに関わるアクセス
・システム運用、制御に関わるアクセス
等でVRFインスタンスを分け、双方が影響を与えないように運用しています。


MPLS( Multi-Protocol Label Switching )
一言で表すと、『パケットにラベルを付与する事で、高速に転送処理を行う技術』です。

パケットを転送する際、ルーティングテーブルを参照して
宛先ネットワーク毎ではなく、パケットに付与したラベル毎に行います。

イメージとしては、レイヤ2技術のトランキングプロトコル が参考になります。
(フレームにVLAN番号を付与し、MACアドレステーブルにて転送可否を判断)

転送フローイメージとしては。
MPLSを、ルータのIFに設定。
パケットは、MPLSネットワークに入ったら「ラベル」を付与。
MPLSネットワーク内では、付与された「ラベル」を判断して、転送先を決定される。
MPLSネットワークから出たら、パケットから「ラベル」を削除。
以降は、従来通り宛先ネットワークを判断して、転送先を決定。

利点は「高速に転送処理を行う」ですが、
ルータの高性能化が進み、そこまでの優位性はなくなっています。


MPLS L3VPN
一言で表すと、『VPNをMPLSと、主にBGPを組み合わせて構築したネットワーク』です。

特定のVPNが、MPLSネットワークを通って、特定のVPNと通信。
この時、MPLSネットワークに繋がっている他のVPNとは通信ができません。

利点としまして。
MPLS VPNにより、ネットワークを使用目的、ユーザー毎に区別する事で、
セキュリティの向上やネットワークの独立性を高めることができます。

この他に、MPLS L2VPNも存在します。


■ 実機演習

ルータ3台を直列につなぎ、サブインターフェースをにそれぞれVRF A,VRF Bを定義。
それぞれのネットワークは、OSPFによりアドバタイズ。
ネットワーク両側にVRF Aを通るPCと、VRF Bを通るPCを配置。

それぞれ、同じVRFに繋がっているPC同士が通信でき、
異なるVRFに繋がっているPCとは通信できないことを確認。

通常のルーティングテーブルとは別に、
VRF毎ルーティングテーブルが構築されることを確認しました。

最初はやや複雑に感じましたが、
「VRF毎に」ルータが構築されるという概念を理解できれば
わかりやすい。面白い技術だと感じました。

実際に活用されている事例も多いとの事ですので、
しっかりと身につけていきます。

最後までありがとうございました!

ENARSIの分野はこの5日目で終了。

次週からはENCOREの分野の講座が始まります。

内容改変後のCCNPは、最新のネットワーク技術を習得できる様に
しっかり設計されておりますので、資格保有「だけ」にとどまらない有用性がある

と感じております。

ネットワークの知識やスキル向上を目指している皆さん。
CCNA(アソシエイトレベル)のさらにその先へ! を目指し是非当講座をご利用ください!

そして、
「1人では難しい...」
「現場の知識やお話も聞きたい!知りたい!」
「実際にエンジニアとして働いていた方に教えてほしい!」
「現場で使用されている実機(Ciscoルーター・スイッチ)も触っておきたい!」
という方は、ぜひ当スクールをご検討ください。

以上、第3回「NVSのCCNP講座」5日目レポートでした!
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!


◤当スクールを詳しく知りたいという方は、こちらの記事もよければご覧ください。◢
NVS自慢の『自社サービス』 ITスクールのご紹介

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講師は、現場経験のある社員が担当しているため、
現場ので小話やアドバイスなども共有しています。

また、多くの実績から得たノウハウから、
躓きやすいポイントや受験にあたっての注意などもお伝えしているので、
自信をもって受験できると思います!

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現在、IT業界は人材不足の課題を抱えています。
第4インフラのネットワークを支えるネットワークエンジニアを育て輩出し続けることが
NVSのビジョンです!

NVSには業界未経験で入社し、エンジニアとして活躍する社員が多く在籍しております。
研修の講師もエンジニアなので、技術面のサポートにも力を入れております。

未経験からでも学習欲があれば活躍できるのがネットワークエンジニアだと思っています。
NVSで一緒にネットワークエンジニアとして成長しませんか?

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今後もNVSのことや、業界のことを色々発信していく予定ですので、
引き続きよろしくお願いいたします。

この記事を読んでくださった 皆様に
NVSやネットワークエンジニアへの興味をもっていただければ、幸いです。

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